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米投資企業Wedbush社はテスラのアウトパフォームを維持すると同時に、投資家への不安材料であるSF要素を懸念

Wedbush社のアナリストであるダン・アイブスは、先日開催された同社の採用イベント「AI Day」を受けて、テスラ社に対する楽観的な見通しを維持しました。

アイブズはメモの中で、Project Dojoのような革新的な技術の可能性や、FSD(フルドライビングシステム)に向けた同社の取り組みについて言及しています。

しかし、イーロン・マスクが進めているテスラボット(Tesla Bot)などの ”SF的”プロジェクトについては、注意を促しています。

しかし、アイブズは、このような意見にもかかわらず、テスラに対するアウトパフォームの評価と12ヵ月間の目標株価1,000ドルを維持しました。

テスラのAI Dayは採用イベントであり、その意味では間違いなく成功したと言えるでしょう。

FSDがどのように開発されて訓練されているかをめぐる、極めて詳細で技術的な議論が行われ、同社が現在取り組んでいるプロジェクトの素晴らしいショーケースとなりました。

このイベントの後、テスラのAIチームに多くの応募があったとしても不思議ではありません。

アイブズは、膨大な量のカメラ映像データを既存のコンピュータシステムよりもはるかに高速に処理するために開発されている「Dojo」に特に感銘を受けたといいます。

今回発表されたD1チップにより、テスラはAIの性能を大幅に向上させ、将来的にはハードウェアとソフトウェアの運用をよりコントロールできるようになります。

テスラにとっての聖杯は、FSDと自律走行や自動運転の分野で増え続ける競争相手に対して自社の技術を差別化することにあります。

理論的にはテスラが取り組んでいるAI機能は、FSDを強化・改善するものであり、来年にはDojoが稼働することが期待されています。

この点については、テスラがFSDの安全性に関する問題で大きな調査を受けており、現在米国で新たな調査が行われていることから、テスラは明らかに現在のプロセスに欠陥があることを認識しています。今後数年間で真のFSDという最終的な目標に到達するためには、リアルタイムのAIによって大幅に改善しなければならないと考えています」とアイブズは書いています。

Wedbush社のアナリストは、アイブズが 「マスクのSFプロジェクト」と表現するテスラボットについてもいくつかの懸念を述べています。

「このロボットは、テスラの車が自動運転機能に使用しているものと同じチップとセンサーを使用します。

残念ながら、ロボタキシスやその他のマスク氏の未来のSFプロジェクトに見られるように、このテスラのロボットはEV競争の激化やテスラの安全性の問題などで市場が懸念を示している時に、投資家をさらに不安にさせる絶対的な問題であると考えています。

私たちは、マスク氏の長期的な技術ビジョンを評価していますが、テスラボットは投資家が見たいものではありません。

その代わりに、チップやFSD、そして重要な局面を迎えているこの主要市場で中国のEV需要を再加速させることに焦点を当てています。

「一言で言えば、昨夜はテスラで進行中の大規模なAI技術を紹介し、伝統的な自動車会社をはるかに超える企業であることを物語っています。

とはいえ、ストリートでは、人型ロボットではなく、目先のバッテリー技術の強化、生産能力の増強、世界的にあらゆる角度から台頭するEV競争の撃退にマスク氏が注力することを望んでいます。

私たちは、テスラがEVに関する技術的な基盤をさらに強化していると引き続き考えていますが、現在の問題を軌道修正することに集中することが、マスク氏と株価にとって重要な課題です」とアイブズは書いています。

Source:TESLARATI

Photo:Unsplash

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