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テスラ、新しいリサイクルプロセスで電池材料の90%以上を回収する見込み

EVに否定的な人たちは、もしEVが広く普及したら大量のバッテリーが埋め立てられ、あらゆる種類の環境問題を引き起こすだろうと主張する記事を次々と発表しています。

しかし、バッテリーは非常に価値があるのでリサイクルは十分に可能であることと、自動車メーカーやリサイクル業者がバッテリーの「循環型経済」を確立するための取り組みをすでにかなり進めているということはなかなか話題にされません。

テスラは当初からその重要性を理解しており、数年前から様々な企業と協力して使用済みバッテリーパックのリサイクルを行っています。

テスラの共同創業者であるJB・ストラウベルの会社「レッドウッド・マテリアルズ」もそのひとつで、ギガファクトリーネバダでパナソニックが電池セルを生産する際に出るスクラップをリサイクルしています。

テスラの典型的なやり方として、同社は独自の社内バッテリーリサイクルシステムにも取り組んでいます。

テスラが最近発表した「2020 Impact Report」には、同社のバッテリーリサイクルの取り組みに関する新たな詳細が記載されています。

テスラはリサイクルプロセスにより電池セル材料の約92%を回収できるとしており、ニッケルやコバルトなどの電池部品の生産者となり採掘による原材料の抽出を減らしています。

同社によると、2020年にはニッケル約1,300トン、銅約400トン、コバルト約80トンがリサイクルされたそうです。

「2020年の第4四半期にテスラはギガファクトリーネバダにバッテリー製造のスクラップと使用済みバッテリーの両方を自社で処理するためのセルリサイクル施設の第1段階を設置することに成功しました」と、テスラは2020年のインパクトレポートで述べています。

「テスラは長年にわたりサードパーティのバッテリーリサイクル業者と協力し、当社のバッテリーが埋め立てられないようにしてきましたが、これらの関係を補完するために社内にリサイクル能力を構築することの重要性を理解しています。オンサイトでのリサイクルは原料生成のループを閉じることに一歩近づき、ニッケルとコバルトのサプライヤーに直接原料を送ることができます」

テスラが大規模なバッテリーセルの自社製造を開始すれば、自社でのリサイクルはさらに意味のあるものになるでしょう。

さらにレポートには、「テスラは自社セルプログラムの製造者として製品を効率的にリサイクルし、主要なバッテリー材料の回収率を最大化するために最適な立場にあります。ギガファクトリー・ベルリン・ブランデンブルクとギガファクトリー・テキサスでのセルの自社製造の実施により、製造スクラップが世界的に大幅に増加することが予想されます。私たちは、各拠点に合わせたリサイクルソリューションを提供することで貴重な素材を再び製造工程に導入したいと考えています。私たちの目標は、高い回収率、低コスト、低環境負荷の安全なリサイクルプロセスを開発することです。経済的な観点からは、大規模な電池材料の回収とリサイクルに関連するコストは、電池製造のために追加の原材料を購入するよりもはるかに低いため、長期的には大幅な節約が可能になると期待しています」と記されています。

テスラがリサイクルしているのはバッテリーだけではありません。

同社は「リサイクル可能な材料はすべてリサイクルしています」と主張しており、ギガファクトリー上海では発生する廃棄物のうちリサイクルできないものはわずか4%にすぎません。

「私たちは、廃棄物を減らすための革新的なアプローチを追求し続けています」と話しています。

Source:EVANNEX

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